インドアゴルフ経営
お役立ち情報
ゴルフスクールの利益を最大化する方法
いつもコラムを見て頂き誠にありがとうございます、
ミニッツラウンドゴルフ代表の木村です。
さて、今回は、
『インドアゴルフスクールの利益を最大化する方法について』
お伝えしたいと思います。
弊社は、岐阜駅前に直営のミニッツゴルフスクールを長年運営しており
ありがたいことに、全曜日全時間キャンセル待ち状態が続く人気店とさせていただいております。
こちらのサイトからも、日々のお問合せやご相談対応として
これからゴルフスクールを始めたい事業者様や、シミュレーターを使ってゴルフスクールを
オープンさせたが、中々経営が上手くいかない、、、とのご相談を受けることがあります。
これまでの自社のスクール運営やコンサルティング経験から、失敗するインドアゴルフ運営と
成功する運営が明確にみえてきていますので、インドアゴルフ業界のお役に立つべく、
下記に重要要素別に項目を記載したいと思いますので、是非、ご参考頂ければと思います↓
◆インドアゴルフスクールの重要経営ポイント
□立地戦略
都心型でいくのか?郊外型でいくのか?
大きく根本的な施策が変わりますので、明確なコンセプトが必要!
□ターゲット(ペルソナ設定)
年齢、男女比、技量、年収(世帯年収や可処分所得)、在住在勤エリア
を明確にしてから運営開始することが必要!
□スタッフ体制構築
・コーチ陣をどのようにするのか?
自らがコーチの場合はもっともあらゆるリスクが減少するので良いですが
現場に身を入れ続けることになるので、収入に限界がでてきます。
(とはいえ上手くいけば、一人親方的にがんばったりご夫婦でコーチしながら
店舗運営をがんばれば、年収1000万円は夢ではありません)
経営者として、はじめからインドアゴルフスクールを店舗展開していくことを想定しているのであれば
特殊なゴルフコーチという職業人をどのように募集し、継続して長く在籍してもらい
長い年月継続して落ち着いてレッスンし続けてもらえるのか?非常に難しい命題となります。
なぜ難しいかというと、一言でいえば、子供のころからゴルフボールを打ち続けてきた人生を送る方は、非常にめずらしく
希少な存在なのですが、その方がゴルフが上手くても、客商売として接客も上手くできないと
逆に会員様からクレームになってしまうからです。
往々にして、ゴルフのプロが接客も上手い、という高次元でバランスの取れた人物を採用することが困難であり
もし雇用出来たとしても、多店舗展開できるほど市場に豊富な人材がいないということになります。
そもそも、PGAツアープロレベルの技量があって、人柄もよければ、雇用されることなく自分自身で年収1000万円以上
稼げてしまえるので、人に雇われる理由がない。。。という矛盾もはらんでいる業界なのです。
よって、既存の全国展開している大手ゴルフスクール企業様は、
ゴルフ技量がトップレベルに高くなくても接客が上手い、人柄が良い、ところを重視し採用している傾向が強くなるのです。
といっても全国展開をFC本部を構築し、スムーズにスケールできているゴルフスクールは数えるほどしかありません。
それほど、インドアゴルフスクールの多店舗展開は難しい市場だということです。
上記のパラドクスを頭に入れてから、それでもあえて多店舗展開や全国展開を目指されるのであれば、
それはそれでと良いかと思いますが、容易ではないといえるでしょう。
・受付スタッフの確保及びシフト管理
昨今、若手の働き手減少という日本において、受付スタッフの確保と
毎月、毎日の穴のないシフト管理は非常に難しい課題となっています。
ましてや、インドアゴルフは数打席しかなく、そのために営業時間全時間において
受付スタッフを配置することは経営上、簡単でないことは理解しておくと良いと思います。
そこでよくある経営判断の間違いとして、受付スタッフをなしにして、コーチに受付スタッフの
役割を兼任させたり、店舗にかかってくる電話対応も任せれば良いと考える経営者が多いのですが
レッスン中に電話対応できるのであれば、誰も苦労しません(世の中から受付業は不要ということになります)
そのような安直な経営判断の先には、コーチが離職するなど、ゴルフスクールとして致命的な崩壊に繋がって
しまった事例をみてきました。
どの事業も同じですが、人的苦しみは曼荼羅のごとく続くといえます。
スクールという事業は労働集約型の極みということを理解した上で、事業計画を立てられると良いと思います。
□料金設定
上記のさまざまな要素から、もっとも大事な『値決め』が決まります。
値決めの方法は、上記要素、競合他社料金設定およびプラン、PL・BSから導き出します。
特に、先行事例がない郊外で人口20万人以下の都市では、危険度が大変高まりますので
注意が必要となります。
□リスクヘッジ
孫氏の兵法ではありませんが、『負けないこと』が経営では大事だと考えます
負けなければ、自ずと勝ち組となれる未来が待っているからです。
そのためには、事業計画段階では、標準的なPLだけでなく最悪の場合どうなるのか?
を想定して最悪時のPLを組んでおくことが大事となります。
又、人的苦しみにおいては、上記のようにコーチや受付スタッフが突然スクールを辞めると
言い出した場合のシフト管理や契約書(特に競業禁止規定)など、どれくらい想定しておくべきか
しっかりと法的な側面も含め顧問弁護士とよく話し合って、体制を整えておくことが肝要となります。
以上のように、
一見スクール事業は簡単のようにみえますが、非常に複雑で難易度が高いビジネスモデルといえると思います。
昨今流行りの24h無人ゴルフ施設では、集客に苦戦すると、次の策として知り合いベースで気軽にコーチを
見つけてきてインドアゴルフスクールの要素を取り入れ、付加価値づくりに励む展開となるパターンを
よくみかけるようになっていますが、それはそれで、非常に別の大きな問題が起こってくる可能性もある
ということを知って準備を怠らないようにすべきだと感じます。
他にも、要素を挙げればまだまだ沢山ありますが、今回はこのあたりで筆をおきたいと思います。
今回もご愛読ありがとうございました!
今後もインドアゴルフに関する業界情報を配信していきますので
どうぞよろしくお願いします。
◆ミニッツラウンドゴルフ株式会社◆
GOLFZON正規代理店
お問合せTEL:080-4608-2214
インドアゴルフ業界10年、直営スクールからジュニア日本代表輩出の実績。
24h無人店舗も全国10店舗以上直営=キャンセル待ち店舗多数。
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