インドアゴルフ経営
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シミュレーションゴルフ店舗施工の基本『天高問題』について
いつもコラムを見て頂き誠にありがとうございます、
ミニッツラウンドゴルフ代表の木村です。
さて、今回は、
インドアゴルフ店舗出店の際によくあるご質問
『天井の高さ確保問題』(通称:天高問題)
についてご説明&深堀したいと思います。
まずはズバリ、天高は3m確保が基準となります。
一般的な天井高さは、基本的な建造物であれば、屋内内装仕上げ時において
2.7 m ~ 2.8 m程度で仕上がっていることが多く、新築でインドアゴルフ施設をつくらない限り
居抜きテナント物件においては、3m確保が難しいのが普通です。
シミュレーションゴルフの装置メーカーごとに事故防止の為に、装置の注文前のチェックにて
天井高さが確保できていない場合は出荷しない、などのステップが取られているメーカーもあり
この天高問題をクリアしないことには、シミュレーションゴルフ装置も買えない場合もあるくらい
天高確保は至上命題となっています。
ちなみに、私たちGOLFZONは、グローバルな海外市場も含め、日本国内においても
【施工後 2.85 m 確保】できない限りは、装置を販売できない仕組みとなっています。
では、どうして施工後2.85m必要なのか?
についてお答えしたいと思います。
原因は、
施設を利用するゴルファーの中に、『190cmの長身ゴルファーの方でドライバー縦振りの方』
がスイングした際、天井にドライバーが当たるから、なのです。
それくらい注意喚起の張り紙をしておけばいいのでは?
2.8mの天高で施工して、施工後仕上がりで2.7mでも、だいたいのゴルファーは
ドライバーを縦ぶりしないから大丈夫でしょ!と安易に考える方も多いですが
その考え方は非常に危険だと言えます。
インドアゴルフ事業に取り組む事業責任者の方は、大事な認識、正しいマインドセットが必要となります。
ゴルフというスポーツはみなさんが想像する以上に、一般的には想像できないパワーが生み出される
『ある意味危険なスポーツ』という認識が必要です。
特に、昨今ブームとなっている24h型無人シミュレーションゴルフ店舗がタケノコのように
全国毎日のように出店ラッシュとなっていますが、事業とは三方よしが基本であり
人を幸せにするためにその分野のプロフェッショナルが事業をするのであって、
事故など危険な環境やシチュエーションを取り除くことは最低限の事業者としての責任となります。
ここは軽い安易な気持ちで大丈夫だろ~というノリではなく、
真剣に天高を確保できる物件を見つける努力をしていただきたいと思います。
天井高さを確保するテクニック
実は、天井を確保するテクニックがいくつかあります。
もちろん、テナント物件の天井高さが全体的に3m以上ある、神物件が毎回みつかればよいのですが
冒頭お伝えしたように、一般的な内装仕上げでは、人間の居住空間は一般住宅も含め2.7m程度で仕上げられていることが多く
特に、都心部の建物は建物構造自体が天井を低く施工されている影響から天井が低い物件が多くなっています。
天井高さ確保テクニック①
打席の上、スタンスマットの広さである3m×3mのゴルファーがスイングするスペース範囲のみ
『天井をはつる』ことで、天井高さ3mを確保する!
特に、天井をはつっても、梁が問題になる場合が多いので、設計士さんなどの知恵とアイデアを借りるなどして
ちょうど天井を確保できる、打席方向を検討する必要があります。
ボールが当たるスクリーン面の方向によっては、近隣住民の方や隣接商業店舗さんに騒音問題で迷惑をかける
可能性もありますので、天高だけを考えればよい、という問題でもないので打席レイアウト検討は慎重に行ってください。
天井高さ確保テクニック②
『倉庫物件を狙う』
施工時のコストは上がってしまいますが、倉庫物件は基本的に天井が4m~6m以上確保できる場合が多く
弊社直営店のシミュレーションゴルフ店舗においても、倉庫物件を改築して出店した店舗もあります。
建物内に建物を建てるようなもの、となる倉庫内施工は、通常の居抜きテナント物件の施工と比べ
1.5倍ほどリフォーム費用が跳ね上がることになってしまいますが、
えてして倉庫物件は家賃代も比較的安い場合も多いので、長期的視点においては、繰り延べ資産償却で考えれば
互いに相殺されて、コスト面は変わらない、と考えることもできます。
実際の物件によってその辺りは変動しますので現物をみてみないとなんともいえませんが、倉庫物件活用は現実的な
天高問題解消の一つの有効手段となりますので、物件選びの守備範囲として倉庫物件もリサーチ対象としても良いと思います。
※倉庫物件においてインドアゴルフ施工&出店を拒否される大家さん・管理会社さんもみえるので、その点はご注意下さい。
天井高さ確保テクニック③
『床をはつる』べた基礎を削るなど、建物の構造計算に関わるような加工はNGとなりますが
たまたま床上げされていた居抜き物件などは、床を加工することで高さを確保できる可能性があります。
天井高さ確保テクニック④
これは少し現実的ではないのですが、ドライバーの使用を禁止し
『アイアン専用、アイアンのみ使用OK』とする。
天井高さ確保テクニック⑤
そもそも居抜き物件狙いではなく、新に『更地から新築にてインドアゴルフ施設を施工する』
当然コストと納期は大幅に跳ね上がりますが、やはり自由設計となる新築シミュレーションゴルフ施工は
天高確保には最適解といえます。
他にも、オートティーを導入する為には、さらに床が25cmほどかさ上げされてくるので
天井高さ問題がさらにタイトになるなど、スイング高さ確保にはさまざまな問題があります。
私たちはインドアゴルフ業界10年の老舗企業であり、直営店も多く
日本で初めて【インドアゴルフ施工のみ】を専門で行っている施工業者ですので
天井高さ問題でお悩みの業界関係者様や、自社物件でシミュレーションゴルフを導入したい方、
個人宅で施工したいという方などは気軽に弊社までご相談ください(^^)/
今回もご愛読ありがとうございました!
今後もインドアゴルフに関する業界情報を配信していきますので
どうぞよろしくお願いします。
◆ミニッツラウンドゴルフ株式会社◆
GOLFZON正規代理店
お問合せTEL:080-4608-2214
インドアゴルフ業界10年、直営スクールからジュニア日本代表輩出の実績。
24h無人店舗も全国10店舗以上直営=キャンセル待ち店舗多数。
国内初のインドアゴルフ施工専門業者。新規参入企業様の転ばぬ先の杖に
マーケットリサーチから店舗施工までワンストップでお任せください!
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