インドアゴルフ経営
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開業前にこれだけは知っておきたい【チェックリスト一覧】

2023.02.01
コラム

いつもコラムを見て頂き誠にありがとうございます、

ミニッツラウンドゴルフ代表の木村です。

 

今年2023年に入り、東京・大阪・名古屋などの大都市から

いよいよ地方都市においても出店ラッシュがはじまりました。

都心も競合同士の競争が激しくなってきましたが、地方都市は、都心部以上に

インドアゴルフ事業の難易度が跳ね上がります。

地方においては、都心以上に慎重に出店計画を立てないと、【挽回策も限られている】ことから

取り返しのつかない失敗を起こしてしまいます。

 

私たちが見つめてきた10年間、ゴルフバーブーム・インドアゴルフスクールブーム、

いずれも2年くらいでブームが去り、勝ち組3割、負け組7割として、市場から退場していく

多くの事業者をみてきました。

(負け組の内、2割は減価償却をなんとかこなして損も得もせずなんとか撤退)

歴史は繰り返すのは間違いありません、

今の無人インドアゴルフブームに慌てての乗っかろうとせず、地に足を付け

慎重に、計画的に市場参入されることをお勧めします。

 

このコラムをご覧いただいている方は、

これからシミュレーションゴルフ店舗を開業しようと検討されている方が多いと思います。

今回のコラムはちょっと趣旨を変えて、弊社に一番問い合わせが多い内容から

開業前にしっかり調べたり確認しないといけないポイントをチェックリストにして公開したいと思います。

特に経営計画を立てる際の【収支モデル】に着目しましたので、

是非ご参考&ご活用下さい!

 

 

◆シミュレーター装置メーカー&フランチャイズ本部との交渉時、

必ず確認しないといけないこと一覧

 

①提示された収支モデルを詳しく調べる

□収支モデルは、どこの立地を想定した収支計算なのか?

都心でのモデルなのか、地方都市なのか?

周辺5km圏内の人口規模・可処分所得・男女比率・ターゲット年齢層・ゴルフ環境等

□表示されている数字は、『消費税込み』か?

□シミュレーター装置は、本体価格だけでなく、必要なオプション代も記載されているか?

(スクリーン代・ボール代・設置費・輸送費など)

□『入会純増』のモデルを提示されると思いますが、その内訳を詳しく探ること

毎月の入会者数-毎月の退会者数=純増減数

本来ゴルフ産業は、季節や時期の影響をもろに受けるのでインドアゴルフ事業とはいえ

毎月一定数純増もおかしいと思ってください。

□収支は8年以上で提示されているか?

□1ターム8年後、ふたたびシミュレーターを再購入する費用が計画に計上されているか?

□P/Lは『月次』で予測されているか? C/Fの推移も月次でしっかり記載されているか?

□利益と記載されているのは、粗利ではないか?(ただの売上総額でないか?)

□経費項目にシミュレーター装置と内装建設費の『減価償却』が外されていないか?

又、掲載されていた場合も、償却年数が妥当な年数か?

□経費項目に『宣伝広告費』の記載が外されていないか?

□経費項目に『電気代』が記載さているか?店舗の大きさによりますが、月5~12万円ほどかかります。

□経費項目に『装置の保守代・オンラインネットワーク代』が記載されているか?

□経費項目に『消耗品購入費』が記載されているか?

特にスクリーンは消耗品であり交換毎に、一撃@5~10万円かかります。

年1回の交換でも3打席あれば、3打席×10万円=30万円/年が毎年予算計上されているか?

ボールも稼働率が高ければ半年で200球交換要、こちらも3打席×2万円×年2回=12万円/年、毎年計上されているか?

□銀行借り入れがある場合、金利利息支払いが営業外の欄に毎月予算計上されているか?

□FC加盟の場合、収支計算上の経費に加盟金は計上されているか?

□特に1年目の収支が赤字になっているかを確認すること

会員制や定額制のストックビジネスモデルを採用する方が多いと思います、

ストックビジネスは会員が集まるまで、オープン初年度は、大幅な赤字が計上され続けるのが普通です。

2年目に早くも減価償却もこなし、最終の経常利益でプラスになる収支であれば大変優秀なビジネスモデルと言えますが、

なぜそれほど早く黒転してくるのか?その場合も、根拠をしっかりと確認しないといけません。

尚、それほど楽で美味しすぎるビジネスであれば、逆に、競合他社があなたのお店の道向かいにすぐに出店してくるはずです。

※もちろん、世の中にはストックビジネスなのに、店舗オープンと同時に集客を実現しているブランドもあります

例えば、エニータイムフィットネスさんやカーブスさんなど日本を代表する企業。

これらの強靭なビジネスモデルは、競合他社をものともしないほど独自の付加価値を研ぎ澄ませています。

 

②収支モデルには表れにくい経費、損失を考えておく

□無人店舗運営を考えている方も、体験対応スタッフや掃除など、人をまったくゼロにすることはできません。

特にCSを高めるためには、属人性は避けられないでしょう。

人が必要となる以上、人件費だけでなく、採用費や福利厚生なども想定しておきましょう。

□シミュレーションゴルフ事業は、ゴルフシミュレーターありきのビジネスであるため

装置産業に近いビジネスモデルとなります、よって、装置の故障やトラブルは事前に事業計画やP/Lに

組み込んでおく必要があります。

(装置保守、プロジェクタートラブル、セキュリティトラブル、お客様の想定外の使用トラブルなど)

□各方面から営業を受ける際、営業マンの言葉に『ゴルフ事業のオーナーとなれますよ』という

虚栄心を刺激する勧誘がないか?

特にあなたがゴルフが大好き!シングルレベルのゴルフ上級者、であれば注意が必要です

他の経営判断と同じく、公私混同せず、色眼鏡を外し数字を基に冷静に判断しましょう。

□FC本部やコンサル会社から提示される収支モデルの場合は、

入会率、特に『退会率』について、既存店全店舗の実績を必ず聞くこと。

口頭ではなく、hacomonoなどの売上管理システムを採用しているはずなので

既存店の退会データを画面でみせてもらい、ご自分の目で生データ確認すること。

退会率が毎月6%以上発生している場合は、1年間で7割の会員が入れ替わってしまうということなので

(1年前に100名いた会員が、1年後、30名しか継続してくれていない)

よほど入会が殺到し続けるような立地でない限りは、退会率6%以上では会員数『純増』しません。

又、地方都市においては、体験や入会者数が基本的に少なくなるので、退会率5%でも経営が成り立たないと思います。

□上記を抑制するために、顧客満足度を高くキープすることが大切となります。

CSにかかるコスト、かけるコストを予め想定しておく必要があります。

 

ざっと、思いついた範囲で記載してみました。

まだまだ多くの項目が存在しますが、上記内容をつぶしこめば勝率はかなり上がると思います。

 

最後に、

③究極の問いかけ『この商売で一番儲かるのは誰か?』を常に自問自答する

この10年間においても、あらゆる流行のビジネスが生まれては消えていきました。

太陽光発電、民泊、タピオカ、高級食パン、etc、、、

今ご検討されているインドアゴルフはどうでしょうか?

ほとんどの経営者がP/LやB/Sが分からないことを利用して、カモにする悪徳業者があるかもしれません。

もちろん、ブームに上手く乗って拡大し、ブーム後も市場シェアを獲得、

継続的に今もしっかり利益を上げている企業もあるでしょう。

どんなビジネスでも、”このビジネスの参加者で誰が一番利益を手にしているのか?”

と考えつくすことで、意外と手を出すビジネスか、ただの流行ビジネスか、継続的に利益が続くのか、

自分たちの会社で本当に取り組むべき事業なのか?みえてくると思います。

 

新しい市場への参入は、はじめて経験することが多く大変だと思いますが

ぜひ夢だけでなく、命綱もしっかり体に結びつけて新たな航海へ出発下さい。

成功を祈っています!

 

最後に、ちょっとだけ弊社をPRさせてくださいw

多くの販売メーカーが存在する中で、私たちとご縁を頂けたならば

全力でクライアント企業様の成功する確率を1%でも上げるために、

私たちは転ばぬ先の杖として存在したいと思っています。

弊社は、GOLFZON装置を販売するだけでなく、ご縁いただいた方が失敗しないように

出店を計画されている具体的な立地・物件を対象に、

簡易的な立地マーケティングリサーチであれば”無料”で行っています。

(コンサルティング費用10万円~お支払い頂ければ、周辺住民の人口や人の流れだけでなく

周辺ゴルファーの予測人数分析、現地視察まで行っております)

まずは気軽にご相談下さい。

※法人のみ対象としております、個人の方からの問い合わせはご遠慮下さい。

今回も、長文最後までお読みいただき貴重なお時間頂けたこと感謝します。

 

ミニッツラウンドゴルフ 代表 木村優一

 

 

◆ミニッツラウンドゴルフ株式会社◆

GOLFZON正規代理店

お問合せTEL:080-4608-2214

インドアゴルフ業界10年、直営スクールからジュニア日本代表輩出の実績。

24h無人店舗も全国10店舗以上直営=キャンセル待ち店舗多数。

国内初のインドアゴルフ施工専門業者。新規参入企業様の転ばぬ先の杖に

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