インドアゴルフ経営
お役立ち情報
インドアゴルフ施設を売却したい・買いたい相談受けましたが、、、
いつもコラムを見て頂き誠にありがとうございます、
ミニッツラウンドゴルフ代表の木村です。
今回は、
今年の2月以降、インドアゴルフ店舗の売り買いについて連続で相談がありましたので
お伝えしたいと思います。
『不採算店舗のインドアゴルフ施設を売却したい、、』件と
『儲かっている複数店舗のインドアゴルフ事業をM&Aで買いたい』件
最初に結論を先に書かせてもらいたいと思います。
私のコラムを熟読されてみえる方は、よくご理解されているかと思いますが
内装を綺麗にして、ゴルフシミュレーター装置を設置すれば儲かる!
と思い込んで出店し失敗した店舗は、【打つ手なし】となります
又、上手く言っているという店舗を購入したいのであれば
売り手側が、儲かっているのになぜ売却しようとしているのか?
買い手側は、その理由を明確に把握する必要がある
とお伝えしました。
1件目のご相談は、
人口が少ないエリアに出店されており
(弊社が実験的に出店した岐阜の田舎よりさらに田舎、、)
毎月、減価償却どころか、広告宣伝費もかけれず
退会者が入会者を上回り、もはやどうしようもない状態となっており
必死に『どうしたらよいのか、誰かに施設ごと売れないか?』とのご相談でした。。
大変申し訳ないのですが、
『ご近所にゴルファーがいない以上、なんともならないです
又、挽回策がなく、手に入れたときから赤字を抱える店舗を欲しがる
奇特な方はいないと思います。損切されてスッキリされた方が良いと思います』
とハッキリとお伝えしました。
『あなた専門家なのにひどいこと言うね』と言われてしまいましたが
専門家なので事実を伝えたまでです。
ちなみに、こちらの方は
某FCに加盟されている方で、そのFC本部さんの最初の事業計画をみると
・装置や内装工事費用の減価償却費用が計上されていない
・広告宣伝費が計上されていない
・営業利益を『利益』といっている
(コインランドリー業界や太陽光発電業界など減価償却の比重が重い産業は必ず計上するのが通例)
・FC加盟金が本部として何に使われるのか、内訳説明がない
という典型的ないつものパターンでした。。。
ちなみに、このオーナーさんによるとオープン前のFC本部からの説明では、
掃除とちょっとした体験接客するだけで楽で儲かるビジネスだと説明受けていたが
掃除業者が思ったより高く自分で掃除しているので手間、、又、ゴルフについて詳しくないので
体験接客が上っ面だけの会話しかできない、、とも愚痴ってみえました。。涙
2件目、
少し複雑なご相談だったのですが、
全国にフィットネスクラブを展開されている企業様(経営者様)からのご相談で
すでに複数店舗インドアゴルフ店舗を運営されている事業者から売却の打診を受けている。とのこと
その方がいうには、
『今流行のインドアゴルフ事業なので買い取りたいが、なぜ儲かっているのにこのブームの最中
売却するのか腑に落ちない、、ネットで調べたら御社がこの業界に詳しいようなので相談したい』
とのことでした。
話を伺っていると、
◆売り手:複数店舗、ドミナントであるエリアを抑えておりお客様もしっかり抱えている
=儲かっている
◆売り手:コロナ禍で本業がイマイチだったので、そのあいだ副業的にインドアゴルフ店舗を広げてきた
コロナも収まり、本業に集中したいのでインドアゴルフ事業ごと全て売却したい
●買い手:売り手側提示額が高いと思う、適正なデューデリかけたい
●買い手:フィットネスクラブと親和性があり相乗効果を見込めるので手に入れたい!
というような内容でした。
MAしようとされている方がだいぶ前のめりでしたので、まずは冷静に以下の点を見つめ直された方がよいとお伝えしておきました
①私:売り手側がそもそも儲かっているといっている根拠はなにか?
●買い手⇒仲介業者を挟んで今はまだ口頭説明のみ、現状をまとめた資料を送ってもらう予定
私:正しい一次情報で判断する必要があるが、方法は簡単。
売り手側が使用している顧客管理システムの管理画面をみせてもらい
直近の売上、会員数、体験数、入会数、退会数、などキーファクターを全て、ご自身の目で確認する。もちろん全店舗。
個人情報を見せるわけにはいかないので見せれない!と言われたらNDA結び個人情報は伏せて上記指標を確認する
又、インドアゴルフ施設の資産価値評価は単純なので、顧問税理士さんや会計士さんで事足りるのでは?
仲介業者さん不要では?
②私:売り手の会話にあるように、コロナが収まる=インドアゴルフブームという追い風がなくなる
と考えられた方が真っ当な考え方ではないか?(逆風とまでは言わないが、無風)
●買い手⇒ え!!? 確かにそうですね。。
②私:フィットネスクラブとの親和性や相乗効果は、想定されているほどないと思います
●買い手⇒いや、あると思う。実際にこの2年間、競合他社もインドアゴルフ施設を併設する出店が多くなっている
私:はい、フィットネス併設型がここ2年急激に増えたのは十分知っております。
弊社もGOLFZON正規販売代理店ですので、この2年、本当に問い合わせが多かったです。
でもフィットネスクラブ併設型の企業様には1台も売りませんでした。
そして、昨年末から、上手く稼働率が上がらない全国のフィットネスクラブさんから問い合わせや相談が来ています
●買い手⇒そうなんですか、、、、(無言)
私:付加サービスの一環イロモノとして、フィットネスクラブさんのラインナップを増やすという意味でしたら
インドアゴルフブースを併設するのは良いと思いますが、明らかにゴルフは球技です。
球技というものは、ヨガやピラティス以上?に顧客が求める専門性が多彩で深すぎるので、
中途半端に手を出すと、お客様の期待値に対する満足度・説明員の知識・売却が難しい、この3重苦に苦しめられますよ
又、フットネス業界と比べ、少人数制インドアゴルフ店舗は
多店舗ドミナント戦略のメリットが生かしにくい事を知っておいた方が良いです
(規模の経済性が生かしずらい)
さらに言えばやっと日本でも、お客様はお店のブランド名より
どのシミュレーター装置が設置されているのか?を重要視する時代になってきている
とお伝えしました。
買い手様は、『慎重に検討する、アドバイスありがとう!』と言ってくださいました。
この2~3年、コロナ禍とフルDXの発展で、ブームとなったシミュレーションゴルフ施設出店ラッシュですが、
コロナも収まり、都心部を中心に競合他社の店舗が溢れた、今
新規参入や、MAは慎重に判断すべきかと思っています。
もちろん、自前で良い立地に商業ビルを保有していて1Fの空き店舗を活用したい、とか
ゴルフコーチを無尽蔵に手配できるスキームをお持ちの方などであれば、
ブームが去っても、問題なくインドアゴルフ事業を成功に導くことが出来ると思います。
一般論とはなりますが、
海外のインドアゴルフ事情も含め、あらゆる情報が集まってくる弊社としては
特に、今年2023年春以降は、より慎重に出店されないと
タピオカや高級食パン出店ブーム時のように、社会問題となる恐れすらあると思っています
今回は以上となります、
講演などでも、これまでも繰り返し述べてきましたように
7~8年後に、ふたたび高価なゴルフシミュレーターを全打席買い直す必要がある
装置設備産業ビジネスとなりますので、目先の甘い話に惑わされないようご注意ください
インドアゴルフ施設を出店されるからには、ゴルフを通じて地域社会の幸せが向上するか?
しっかりと自問自答されてから、8年×2ターム=16年事業を行う覚悟を決め
腰を据えて参入されますことを願っています。
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最後に、ちょっとだけ弊社をPRさせてくださいw
多くの販売メーカーが存在する中で、私たちとご縁を頂けたならば
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私たちは転ばぬ先の杖として存在したいと思っています。
弊社は、GOLFZON装置を販売するだけでなく、8年ワンクール、16年かけて
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※法人のみ対象としております、個人の方からの問い合わせはご遠慮下さい。
今回も、長文最後までお読みいただき貴重なお時間頂けたこと感謝します。
ミニッツラウンドゴルフ 代表 木村優一
◆ミニッツラウンドゴルフ株式会社◆
GOLFZON正規代理店
お問合せTEL:080-4608-2214
インドアゴルフ業界10年、直営スクールからジュニア日本代表輩出の実績。
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