インドアゴルフ経営
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激変の1年。【2023年のゴルフ業界(インドアゴルフ業界)を振り返る】

2023.12.23
コラム

いつもご愛読、誠にありがとうございます

ミニッツラウンドゴルフ代表の木村です。

いよいよ2023年も残りわずか、あっという間の1年間でした

 

今回は、

【2023年のゴルフ業界(インドアゴルフ業界)を振り返る】をテーマに話をしたいと思います。

 

◆まずは直近数年の振り返り”コロナ禍状況下でのゴルフ業界”

今年2023年は、コロナも急激に収まり日常生活が戻った1年となりました

去年おとどしと、世界中の人が体験したことのない未曽有の巣ごもり生活に対し

一転、春にかけては恐る恐る、夏ごろにはようやく世界が解放されたように元の世界に戻っていきました

 

ご存じのように、ゴルフ業界というのは、コロナ禍初期非常事態宣言下の2~3カ月間だけは

ゴルフ場はじめ私たち練習場も営業停止状態に陥りましたが

その後、巣ごもり特需が発生し昨年2022年までは私たちもこれまで経験したことのない

空前のゴルフブームに。(のちに第4次ゴルフブームと言われるようになると思います)

他の産業がほとんど全てダメになってしまっている状況と事業再構築補助金の高採択率も相まって

あらゆる産業から猫も杓子もインドアゴルフとアパレルへの新規参入ラッシュとなりました

 

ゴルフ業界統計2023グラフ

◆実際に起こったことを振り返ってみる

たしかに、2021年の頃は都心を中心に24h個室貸切インドアゴルフを出店すれば

瞬く間に定員が一杯となり3000万円投資しても年間1500万円戻ってくるので、わずか2年で投資回収

=実利回り50%!!!

ということが起こったのも事実です

ただ、その成功を見た周りの経営者がこぞって業界に参入したことで、地域によっては2022年の11月頃には

飽和状態、又は、過剰供給になってしまいました

そこへ2023年の今年、これまた想像を絶するスピードでコロナが急速に収まり終焉してしまい

旅行観光産業やイベント催事、テーマパークなどに人流が逆流、積りに積もった人々の鬱憤も爆発し

リベンジ需要なる言葉も生まれるなど、2年間の巣ごもり特需に沸いた数少ない産業は一気に冷え切ってしまいました

 

◆では実際に誰が儲かったのか?”ゴールドラッシュの法則リーバイスモデル”がまたも再現?

果たしてこの空前のブームで誰が一番儲かったのでしょうか?

ご存じの方も多いと思いますので詳細は端折りますが、

まさに『ゴールドラッシュの法則リーバイスモデル』がまたしても再現されたのだと思います

業界の上流に位置する元々あったゴルフ業界を支えている企業

又は、素早くそれに便乗したFC本部などとなります

これは、インドアゴルフはじめゴルフ業界にだけ起こったことではなく

無人お肉販売所や、Youtube再生数ビジネスなど、全く同じことが起こっています

多くの後発参入者は結局収支トントンか、トントンならまだしもまったく投資回収できず

大きな赤字を抱えた状態となってしまいました

このコラムでも、ブーム初動から繰り返しお伝えしましたが、

特にインドアゴルフ業界というのは、完全に装置産業に寄ったビジネスモデルの為

初期投資金額が大きく、且つ、回収に時間がかかるため、首が周らない状態になってしまうと

ほぼ挽回することは不可能となってしまいます(立地失敗店舗はタダでも強者は買わない)

又、せめてシミュレーター装置だけでも中古で売却したいが、それも業界として

致し方ない様々な事情により、まともに売却すらできず途方にくれる、、

(大きな理由は今の装置はほぼオンラインで繋がっているからですが、弊社も装置販売メーカー側でもあるので

あまりにもナイーブすぎる業界事情につき、これ以上話せません、、汗)

さらに輪をかけて厄介なのが、FC加盟されて失敗店舗となった場合

もし店舗ごと売却(譲渡)できた場合もFC本部側の契約書縛りから、引受先の企業が再びFC加盟金300万円などを

支払う必要が生じるので、せっかく譲渡できそうなところまで話が進んでも頓挫する事例も発生しています、、

体力があったり、本業で立ち直ることができるなら損切(サンクコスト)が最良という場合もあります

 

話を戻しますと、市場原理の一つの形として、このリーバイスモデルというのは

また、形を変え品を変え、曼荼羅のように歴史は繰り返すはずなので、

今回のブームの教訓として残しておくとすれば、

ブーム中に儲かる企業となるための条件としては下記が必須となると思います

①業界に対し経営者として正しい志があり、それに伴った経営理念及び事業組織をブーム前から生業としていること

②ブーム初期に生まれた利益により、素早く2年以内に投資回収できる範囲で急激に事業拡大すること(直営orFC展開)

③特殊な補助金が出現している場合は、補助金の趣旨に沿った形で事業を拡大する(直営orFC展開orコンサル業)

④ブームに乗っかってくる後発企業を対象に、実績を強くアピールし可能な限り売り切ること

(まさにゴールドラッシュリーバイス商法、道徳的にはどうなのか?は別の議論)

⑤上記②~③を横目にブームで上手く事業拡大し、ブームが去ったあとこそ築いた基盤を基に地道に事業拡大続ける

 

◆ブームのあとは成熟が世の常、ようこそ本物だけが生き残る世界へ

今年の春から、特に弊社へご相談が多かった

『あれだけいたお客さんが大量退会して急激に赤字になっていく、、

どうしたらよいのか訳が分からないので助けてほしい・・・』

軽い気持ちや金銭欲でゴルフ業界の事情も知らずに参入したばかりに、、、

これは同時期に起こったゴルフ向けのアパレル業界でも同様

コロナ禍で急遽参入したアパレル新規参入組の半数は撤退したのではないかと思われます

 

ある意味、コロナ禍ゴルフブームや事業再構築補助金で美味しい想いを2年間してしまったが故に

勘違いしてしまい急激に店舗を増やしてしまったり、ゴルフビジネスの本質を理解しないまま投資してしまったり

ご自身がゴルフというスポーツの経験もない状態で勢いだけで3店舗つくってしまったり、、

ブームに乗り売り急ぐ装置メーカーや新興フランチャイズの営業マンの口車になってしまったことは

自己責任といえばそれまでですが、、なんとも助けようのない失敗を散見することになってしまいました、、

FC加盟した失敗店舗もいわゆるオーナーチェンジマジックにより大きな問題として表には出にくいのも事実ですが

(オーナーが変わるたびに損切による減価償却費減少で失敗にみえないFC界隈の古典的手法)

今から参入予定の方はネットにて『 M&A ゴルフ 』とか『 M&A インドアゴルフ 』にて

検索することでリアルタイムで惨状を確認することができます

 

今年に入り急激に業績が悪化したインドアゴルフ経営者の方は

本当にゴルフ事業をしたかったのか?を問われているのだと思います

『諸行無常』

これから本格化していく人口減にともなうゴルフ市場縮小が確定路線の2024年がはじまります

シュリンクしていく市場においては、逆境の中、真剣に業界の課題と向き合い

SAASなど他の産業で起こってくるテクノロジーの進化のおこぼれを上手く取り入れながら

市場に対し、地域ゴルファーに対し、ソリューションしていく

そうした気概のある経営者だけが生き残ることができます

椅子取りゲームのイスは少ないですが、その椅子に座れば末永い収益を確保できるのも事実です

ゴルフを本気で愛し、世の中の為になる事業を責任をもって行いたい志のある方にとってはチャンス

是非、そうした想いのある方は弊社も気合を入れて

あらゆる側面からサポートさせていただきますので気軽にご連絡ください

 

それでは、良いお年をお迎えください(^^)/

 

 

追伸:今年も含めたゴルフ業界特需と終焉ネタはこれで一旦終わりとなるので

来年以降は、元の人口減に伴うゴルフ人口減に戻ったゴルフ業界の中で、本業としてどのように価値を創造し

生き抜いていくのか、を主眼にコラムやYoutube動画をアップしていこうと思います

引き続き購読のほどよろしくお願いします!

 

ミニッツラウンドゴルフ 代表 木村優一

 

 

毎週更新!弊社公式YouTubeチャンネル

『インドアゴルフオーナーになろう!』にてノウハウ公開中(^^)/

動画閲覧&チャンネル登録よろしくお願いします

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まずは気軽にご相談下さい。

※法人のみ対象としております、個人の方からの問い合わせはご遠慮下さい。

 

◆ミニッツラウンドゴルフ株式会社◆

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