インドアゴルフ経営
お役立ち情報

成功する立地、失敗する立地

2023.01.22
コラム

いつもコラムを見て頂き誠にありがとうございます、

ミニッツラウンドゴルフ代表の木村です。

 

今回は、インドアゴルフビジネスをスタートさせる上で

もっとも重要な要素の一つ、【出店立地戦略】について、お話したいと思います。

 

よくある相談で、最近多くなってきたと感じるのが

『上手くいくと思って出店したが、2ヵ月3カ月経っても、会員数が10名くらいで伸びず

やっと2名入会してくれたと思ったら、2名退会届が出てきてゾッとしている、、、

どうしたら集客できるでしょうか?』

というご相談です。

弊社が、その出店された店舗位置を確かめ、簡易的な立地マーケティングリサーチをすると

70~90%の確率で、【そもそも周辺にゴルファーが少ない立地】で出店してしまっていることが原因です。

そうなると、いくら業界経験が長い私たちでも、アドバイスしようがない状況となります。

だって、、そもそも店舗周辺にお客様がいないのですから。。。

さらに、先日あったのが、某有名ショッピングモールの2Fに無人ゴルフ施設を出店されており、さらに

2重3重に輪をかけて、不利な出店立地となっていました。

余談となりますが、大型モールというのは平均して2割くらいは売り上げが落ちる、と思ってください。

そして、さらに1Fでもなく、屋上駐車場に近い3Fでもなく、中途半端な2Fと、これまた不利な条件でした。

また別の機会にお話ししたいと思いますが、私たちが経験してきた10年間のインドアゴルフの歴史で

インモール型のショッピングモールで成功されているお店は、平均的なロードサイドの独立店舗型と比べ

勝率は低くなってしまいます。

もちろん、某有名FCスクールさんなど成功されている事例は多々ありますが、

スクールでもない、今流行の無人ゴルフ施設では非常に厳しい結果となりやすいかと思います。

(レッスンプロがいるスクールと施設にスタッフが不在の無人ゴルフ施設とは

集客力はまったく異なります、また別のコラムでその辺りもお伝えできれば。)

 

話を戻しますが、

なぜそこに出店したんだろう?という立地で出店され、そして集客に苦しむお店が毎月のように

全国で増えてきています。

これには、下記の原因が考えられます。

 

1:家賃が安いので、収益計算上すごく儲かると思い込んで出店を決めた

2:上記と類似しますが、人目に触れない3等地でも今の時代はネットで集客できるので大丈夫と思った。

(このパターンの方は、本業やこれまでの経験でオンライン広告で集客成功体験をされている方が多い)

3:他社の事例をみて、『こんな田舎で成功しているのであれば、自分が考えているテナント物件の方が

まだ立地が良いので、これはいける!』と思った。

4:たまたま自社物件で余った空き店舗を持っているので、そこの利活用としてインドアゴルフ店舗を出店した。

 

だいたい、こんなパターンに分けられると思います。

すでに店舗ビジネスをされている方であれば、1と2の重要性はご理解いただけると思います。

次に厄介なのが、3と4です。

3は、実際に私たちも驚くような田舎でキャンセル待ちの人気店舗となっているお店を見かけることがあり、

そのたびに、あーこれは特殊パターンだなっと思うのです。

特殊パターンとは、店舗周辺には実際にゴルファー人口は少ないにも関わらず、その地域で有名な音頭取りを

されている名士の方がいると、このパターンが発生します。

もっと分かりやすく言うと、地元のクラチャンや自主コンペを定期的に企画しているリーダーの方で

その自主コンペには毎回安定して80名仲間が集まってくるような人気者です。その方がたまたま

新設された無人インドアゴルフ施設が大変気に入り、みんなに一緒にバーチャルでラウンドしよう!

(特に雨の日やゴルフ場がクローズの季節とか)

となると仲間がこぞって入会してくれるのです、さらに最高なのは、リーダーが辞めない限り

継続してリピート客となってくれるのです。

こうしたことが、10回に1回か、20回に1回くらいの確率で、全国の田舎で起こってしますので

それをみた新規参入事業者さんが、勘違いをして田舎でも新規出店してしまうのです。。

もしこのワンチャンを田舎の1店舗目で引き当てたらもっと大変、その経営者の方も

銀行融資の担当者も、成功実績を信じて一気に3店舗作ってしまうのです、

そして見事に1号店以外すべて失敗、、、返済原資もままならない返済地獄に押しつぶされるのです、、、

恐ろしい話です。

 

 

次に、4のパターンも失敗が絶えません。。

もともとエリアマーケティングというもっとも大切なフェーズがすっぽ抜けた状態から

自社物件でも出店ありきで話がスタートしていってしまいますので、

多少劣化した場所や、中には、えっ?こんなところのこんなボロボロの倉庫物件で??

というような場所や建物でも3000万以上の投資をして出店してしまうのです。

これはビジネス用語でいうところの『認知バイアス』という分野となります。

人は、見たい情報、信じたい情報しかみないともいいます。

このパターンも、挽回策がほぼなく、、オープン半年後に途方に暮れることになります。

もちろん、元々自社物件ですので、土地・建物も全て減価償却済みということも多く

家賃代がかかっていないので損失が膨らむことはないのですが。(そもそも空き店舗でしたし)

損をするとしても、内装工事費とシミュレーター導入費くらいの償却しきれなかった

1,500万円くらいといったところでしょうか。

それでも、しなくていい失敗だったのではないでしょうか?

 

ARAVAマーケティングリサーチシステム簡易レポート

↑弊社独自開発、ARAVAマーケティングリサーチシステム簡易レポート事例

 

 

弊社は、GOLFZON装置正規販売メーカーとして

お問い合わせ&出店相談があった段階にて、クライアントとなる企業様が

この1~4のどのパターンに該当すると判断した時は、

全力でやめておくよう止めにはいります。

実際に昨年度の実績でも、10社中、7社は出店を考え直すようアドバイスし

出店取りやめてもらっています。(販売店として儲かりませんがw)

 

この問題は、繰り返し述べていますが

私たちの業界として、販売側が抱える矛盾。難しい問題があります。

見方によっては悪質とはいえないのですが、

新たに市場に参入されるまったく知識のない、且つ、大儲けできると淡い期待を抱いている企業様が

喜んで高額がシミュレーターを買ってくれると言ってくれているのに、止める理由はないのです。

シミュレーター装置販売業者側の営業担当者とすると

当然、営業職なので自分の給与やボーナスは販売台数とリンクしています、

簡単に売れるものではない高額な装置を買ってもらえるチャンスは逃したくありません。

どのような立地で出店されるかは、購入企業様側の問題であり、メーカーの責任はないとも言えます。

他の業界で例えるならば、飲食業界であればホシザキ電気さんのような厨房装置メーカーが同じ立場となります

開店後の飲食店としての成功も失敗もメーカーに責任はなく、もし飲食店が失敗しても

通常、厨房装置を売ったメーカーを怒る人はいないでしょう。

 

ここからは、メーカー販売企業側の経営理念や、担当者レベルの考え方に大きく依存していると思います。

私たちインドアゴルフ業界は、営業マン側も、新しい市場が故に、経験豊富な営業マンも少なく、

又、装置ひとつとっても、性能や価格など多くの装置がある中で、営業マンも自社の装置以外の

他社製品に対する知識を豊富に把握している人も、少ないのが現状です。

(たまに驚くのが、営業マン自体がほとんどゴルフ自体をしておらず、平均スコア120以上なんていうことも、、)

もしかすると、アドバイスしたくても単に知識不足でアドバイスが出来ないということもあるのかもしれません。。

 

 

もちろん、どんなビジネスでも全ては事業者の自己責任となりますが

人の道として、どの立場でも、知識をもっているならば

失敗を少しでも少なくする努力や行動をとるのが当然と思います。

多くの販売メーカーが存在する中で、私たちとご縁を頂けたならば

全力でクライアント企業様の成功する確率を1%でも上げるために、

私たちは転ばぬ先の杖として存在したいと思っています。

弊社は、簡易的な立地マーケティングリサーチであれば無料で行っています。

(コンサルティング費用10万円支払っていただければ、周辺住民の人口や人の流れだけでなく

周辺ゴルファーの予測人数まで分析できます)

まずは気軽にご相談下さい。

今回も、長文最後までお読みいただき貴重なお時間頂けたこと感謝します。

 

ミニッツラウンドゴルフ 代表 木村優一

 

 

◆ミニッツラウンドゴルフ株式会社◆

GOLFZON正規代理店

お問合せTEL:080-4608-2214

インドアゴルフ業界10年、直営スクールからジュニア日本代表輩出の実績。

24h無人店舗も全国10店舗以上直営=キャンセル待ち店舗多数。

国内初のインドアゴルフ施工専門業者。新規参入企業様の転ばぬ先の杖に

GOLFZON装置販売はもちろんのこと

マーケットリサーチから店舗施工までワンストップでお任せください!

ご相談・お問合せは気軽にお電話ください。(^^)/

 

トップに戻る